
ある生徒さんが娘の卒業式に購入した袴を持て余していました。「もう使う機会がないから処分しようかな」と言います。
私のお教室では、定期的に着物を着て、皆さんとお出かけするイベントをしております。先月着物の展示会へ行く企画で時期的にもぴったりなので「そうだ!袴着ましょう!」と言う事になりました。彼女は一瞬でテンションが上がり、ついブーツまで買ってしまいました。そして帰り道に寄った浅草では何人もの外人さんに指をさされたり振り返ってもらえたりしました。なかなか見る機会がない袴姿は特に外国人にはとても珍しかった着物姿だった事でしょう。
私は長年母親から受け継いだ着物に関するしきたりの様な物(?)にのっとり着物の基礎や基本の資格も取り、間違えのない様にお教室の生徒さんにも知っている限りの知識を持ってお稽古に努めておりました。
しかし、すべての世界で何が正しいのか、何が間違っているのかをジャッジする人が正しいとは限りません。先生と呼ばれる私にしても当然今現代で流行っているアンティーク等の和服の世界で言えばほぼ理解していないと思います。着物は日本の伝統的な最高のお洒落だと私は思っておりますがだからと言ってその着こなしを現代風にアレンジされた物に対しても正解や不正解はなく関心を持たないかと言ったら逆で凄く興味があります。
実は先述した袴のお話にある様に手放そうかと思っていたところに出番を持たせてこんなにイベント性が高まる気持ちを持てました。
そして気がつきました。
せっかく持っている着物の数々、色々な冒険も着る人や見る人、着付ける人が楽しくなるなら大いに好きな様に着るべきです。
帽子もイヤリングもブーツも襟の下のタートルネックや裾からちらっとのぞくスカートもお洒落なら堂々としてみるべきです。
・・・となんとなく今年は着物の世界感が広がりそうです。実は私もブーツを履きたいしピアスもして着物を着たいとずっと思っている一人です。ワクワクします。
着物ポリスに取り押さえられない程度に色んな世界観で着物のお洒落を楽しみたいです。