本所きもの教室

お稽古の最後に、先生にご挨拶をするこの瞬間のすがすがしさ、「今日も楽しかった」という充実感を感じながらはや、9 年が過ぎました。
着物姿に憧れ、見よう見まねで着付けをしていた時にお会いしたのが先生でした
とにかく粋でかっこよく美しい着姿の先生に「着物好きなの?」とお声をかけてもらって今の着物 life がスタートしました。

日中仕事をしているのでお稽古時間は夜。先生もお仕事終わってからのお時間を割いてくださり、しかもまだ小さかった息子同伴を認めてくださったこと、
本当にありがたかったです。まずはこれがなければお稽古は始められませんでした。
お気に入りのビデオを見ている息子の横で着付けのお稽古をさせていただいたこと、本当にありがたいお教室だなと思いました。
おかげ様というか、いまや高 3 になった息子は私の着物姿やトルソーでの練習の着付けをみて「あ、いいんじゃない」とか「なんか帯の形おかしくない?」とかはては「帯とひも(帯締めのことです)と着物の色なんかあってないじゃない」とかアドバイス?くれたりするようになってます。着物のおかげで思春期男子との会話ができありがたい限りです。(えエー おまえに言われるか。。って思うこともありますが)
最初は自分が粋に着られたらいいなと思って始めたお稽古ですが、先生から「人に着付ける」ということの楽しさも教えていただきました。
最高の思い出は昨年、姪御さんの結婚式を迎えた知人から、お嫁さんのお母さま、新婦の妹さん、そして知人の 3 名の着付けをお願いされたときです。
先生にご相談して先生と「ハレの日」のお手伝いをさせていただきました。幸せの日のお手伝いをさせていただくこと、着物を着ることで着ている皆さんの表情が「わ、私って着物を着るとこんなに素敵?」という表情になることを目の当たりにすることができ、その場に立ち会わせていただけること、醍醐味だと思いました。

話は変わりますが、この教室、地域「ド」密着であることも忘れてはなりません。
地元のイベント(イベントも実は先生が企画だったりしますが(笑)、着物姿でダンスを披露したり、さらに言えば秋のお祭り盆踊りではみんなで浴衣姿で櫓にあがって先生筆頭にヒロイン気取りで踊りまくってます。
コロナの影響でここ数年開催できなかった秋のお祭りも今年は開催が決まりました。そして今年は 5 年に一度の本祭りです。みんなでお揃いの浴衣で櫓でフィーバー!と今からワクワクなお教室です。

それから、お教室のみんなで「着物でお出かけ」企画も定期的に行われています。最近では浅草で人力車にのって「練り歩き」ました。お稽古だけではなく「外に飛び出だす」本当に刺激的な経験です。

ともかく先生のお人柄で敷居が低く(??敷居ないかな。。注:これは構えなくてもいつでもだれでも始められるという意味です)お稽古が楽しく、イベントも満載なお教室に出会えて本当に幸せだなと感じています。
私は本当に不器用で美的センスも全くなくさらにはお裁縫も不得手で半襟の付け替えもままならならず困ったものですがこれからも先生との出会いに感謝しお教室の皆様に色々教えていただいて着物life 楽しみたいなと思います。