本所きもの教室
私は着付けを指導しながらずっと考えていた事がありました。
正にこの「一人の慎しみ」と言う美しい言葉の中に私が一番唱えたかった心の学び、それを伝えられる私の理想のきもの教室がありました。
人にもてなす作法が必要な茶道とは違い誰かが見てない部分でもそれをやる事によって自分の中の心と向き合う、それも作法である。と言う事です。
着物を着る前のシワやシミの確認、白い襟や白い足袋の点検
着物を着る前の部屋の片付け
着物を着る前の草履やバッグの手入れ
出かける前の歯や爪のお手入れなど
コレらは「一人の慎しみ」の一部だと思います。
しかも日常的に出来ているかです。要は作法とは人には見えない部分の自分を整える事から始まっていると思うのです。
綺麗なきもの姿も「一人の慎しみ」が間違いなく必要な作法なのです。